K別荘リノベーション

別荘がわりとして使用していた住宅の傷みが激しく、使い勝手も悪いと言う事で使用価値を上げるリノベーションをした物件です。
当初は建て替えも視野に入れていたのですが、建物の規模はそのままに広く社員研修や子供達も招待したいとの事で、施工費を抑えながら建物価値のステージアップを目指すことになりました。

まずは眺望も良くデッキも備えながら、暗かったダイニングキッチンと使いづらい応接間。

木が生い茂った西側窓と北側窓が暗く感じるDK <Before>

デッキに出る掃き出し窓が遠回りになる使いづらい応接間 <Before>

DKと応接間に挟まれた暗い洗面所 <Before>

これらの問題点を解消するために大空間を設け、デッキを大きな開口部でつなぎました。

構造的に必要な耐力壁は活かしつつ実現した大空間 <After>

キッチンからダイニング、そしてリビングやデッキとつながります <After>

キッチンの裏には複数人で使える大きな洗面所 <After>

そして、眺望を遮っていたトイレ周りは影響のない位置へ移動。

建物中心部で陽が入らなかった続き間の居室 <Before>

採光の必要順位が低いトイレを配置 <After>

居室として使うには収納が足りなかった和室も、雰囲気が良くなって旅館のよう!

布団が入りきれず出しっぱなしに・・・ <Before>

収納率は上げつつ飾り床は残して雰囲気の良さも確保 <After>

同じく2階の居室も収納を新たに設け、床を畳にすることで複数人が寝れるように配慮。

ベッドを想定していたため収納場所が無く寝具が出しっぱなし <Before>

壁一面がたっぷりな収納に変身 <After>

玄関ホールも、少し大き過ぎて余っていた空間を有効に利用。

ホールとしては大きくて良いのですが・・・ <Before>

階段下の空間を有効に利用 <After>

他にも造付けの浴槽が漏水して使えなかったので、きちんと下地の防水処理をやり替えました。

あー本当に旅館のようです!

そして、外観もスッキリとした色遣いにリフレッシュ。

屋根が傷んでおります <Before>

落ち着いたトーンでまとめました <After>

以上、どうでしょう!

このように既存の建物も、その雰囲気と使い勝手は格段に変身が出来ます。
もちろん構造的な制約や法的な課題がございますから、金額的なことも含めて出来る事と出来ないことは出てきますが、最初から諦めるようなことをせずに一度ご相談を頂ければ幸いです。