都城の家

事務所付きの二世帯住宅と言う、難しい設計でしたが満足のいく建物が出来ました。

1階の親世帯は車椅子対応のバリアフリーになっており、今まで生活していた住宅の動線ラインを踏襲することで、生活変化の負担軽減に配慮しています。

更に、子世帯とは階段を介して繋がることで程よい距離感を保ちつつ、水周りを一部共有する事でコミュニケーションやサポートの充実を図っています。

また、キッチン脇に家事室を設けて作業の軽減にも貢献しています。

住宅入り口は一つでありながら、どのゾーンにも繋がっていることで、相手の気配は感じながらプライバシーは守られるように配慮されており、事務所とのプライバシーも保たれる計画がされています。

事務所は通りに面した利便性を確保しつつプライバシーを考慮し、閉鎖的になりがちな空間に開放性を持たせる工夫をしています。

世代を超えた楽しい生活とビジネスのバランスを確立した素晴らしい建物が出来ました。

・物件名「K邸」新築工事
・宮崎県都城市
・発注者:個人
・木造2階建て
・建築面積:130.14㎡(39.36坪)
・延床面積:165.61㎡(50.09坪)
・敷地面積:260.03㎡(78.65坪)